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チェーンテンショナーとチェーンガイド

SPEEDHUB のスプロケットは 1 枚なので、チェーンの長さを吸収するのはディレイラーではなく、フレームかチェーンテンショナーです。フレームでチェーンを張れない場合(Rohloff OEM スライドエンド、水平エンド、エキセントリックボトムブラケットで張れない場合)は、チェーンテンショナーが必要です。フルサスペンションでは常に必要です。

Rohloff チェーンテンショナー(品番 8250)は 10 リンク分を吸収でき、フレームのディレイラーハンガーにねじ込みます。横方向の位置は、スペーサーワッシャーでチェーンラインに合わせます。

固定ボルトとスペーサーワッシャー付きのチェーンテンショナー

キットには長短 2 本の固定ボルトと 6 枚のスペーサー(1 mm × 4、3 mm × 2)が含まれ、組み合わせて 1~10 mm の任意の厚さにできます。必要な厚さ(B)は、エンドの厚さ(A)とチェーンラインで決まります。

エンドの厚さ(A) B、チェーンライン 54 mm B、チェーンライン 57~58 mm
4 mm 6 mm 10 mm
5 mm 5 mm 9 mm
6 mm 4 mm 8 mm
7 mm 3 mm 7 mm
8 mm 2 mm 6 mm
9 mm 1 mm 5 mm
10 mm 0 mm 4 mm

54 mm のチェーンラインは旧型のねじ込み式 15~21 T スプロケットのもの、57~58 mm はスプライン式スプロケットとねじ込み式 13 T スプロケットのものです。

  1. ピン A がハンガーのストッパーに当たるように、テンショナーをハンガーにボルトで固定します(5 mm 六角レンチ、8 Nm、ボルトに軽くグリスを塗る)。

    ハンガーのストッパーに当たったピン A

  2. 上側プーリーがスプロケットと一直線になっていることを確認します。なっていない場合は、スペーサーを足すか減らします。

    スプロケットと一直線になった上側プーリー

  1. 新しいチェーンをチェーンリング、スプロケットに掛け、テンショナーに通します。

    テンショナーへのチェーンの通し方

  2. リジッドのリアの場合は、テンショナーのケージが真下を向くか、前方に最大 30° 傾く長さにします。

    前方に最大 30° 傾いたケージ

  3. フルサスペンションの場合は、リアを完全に沈めます(たとえばショックを外して)。下側プーリーが上側プーリーより高くなったり、ケージがチェーンステーに当たったりする場合は、チェーンが短すぎるので長くしてください。

チェーンテンショナーなしの場合(スライドエンド、長い水平エンド、エキセントリックボトムブラケット):調整をチェーンが最も短くなる位置にし、余分なリンクを外して、メーカーの指定どおりにチェーンをつなぎます。次に、たるみがちょうどなくなるまで張り、定期的に確認してください。遊びは約 5 mm が目安です。張りすぎたチェーンはフリーホイールも重くします。

Rohloff DH チェーンテンショナー(品番 8245)はダウンヒル用です。吸収できるのは 10 リンク分ですが、スイングアームが短く、回転しないようハンガーにボルトで固定されます。そのため上側プーリーがスプロケットのすぐ近くに保たれ、極端な状況でもチェーンが確実に掛かったままになります。キットには 7 枚のスペーサー(1 mm × 4、3 mm × 2、0.2 mm × 3)と 2 本の固定ボルトが含まれます。

  • 標準のテンショナーと同じようにチェーンラインに合わせます。
  • スイングアームの外面とボルトの頭の間に、0.2 mm × 4 または 0.5 mm × 1 のスペーサーを入れます。こうするとボルトを締めたときにスイングアームが固定されます。
  • 固定ボルトを緩め、スプロケットの歯と上側プーリーの間が約 1 mm になるまでスイングアームを回して、締めます(5 mm、8 Nm)。
  • リアホイールを外すには、固定ボルトを緩める必要があります。

チェーンテンショナー付きの自転車には、すべてチェーンリングにチェーンガイドが必要です。ないとチェーンが外れることがあります。

Rohloff CC チェーンガイド(品番 8290):52~62 mm のチェーンラインに調整でき、上側のチェーンの高さでシートチューブに取り付けます。

  • 36 mm より細いシートチューブには、付属の 3 種類のレデューサーリング(28.6、31.8、34.9 mm のチューブ用)のうち合うものを、上側のチェーンの高さでチューブに巻くようにはめ込みます。
  • リングを付けたシートチューブとチェーンリングの内側との距離 X で、調整プレートの枚数が決まります。枚数と厚さは 2 か所の取り付け点で同じでなければなりません。
X 1 mm プレート 2 mm プレート
33 mm 1 0
34 mm 0 1
35 mm 1 1
36 mm 0 2
37 mm 1 2
38 mm 0 3
39 mm 1 3
40 mm 0 4
41 mm 1 4
42 mm 2 4
  • ねじは M4×20 と M4×35、TX20 で、軽くグリスを塗り 3 Nm で締めます。レデューサーリングの開いた側は、2 つのクランプの間の隙間に来るようにします。
  • 後側のスペーサーブッシュとチェーンリングの歯の間は約 5 mm 空け、チェーンがガイドプレートの中央を通るようにします。

Rohloff DH チェーンガイド(品番 8291):ハブのスプロケット側に付け、チェーンが内側のハブシェルに落ちるのを防ぎ、シェルも保護します。チェーンライン 55 mm のスプロケットでのみ使用でき、ねじ込み式 13 T やスプライン式 57 mm のスプロケットには使えません。

  1. スプロケットを外し、清掃してねじ山にグリスを塗ります。

    スプロケットの取り外し

  2. チェーンガイド A とフィッティングリング B をシェルにはめ、スプロケットを手で締まるまでねじ込みます。フィッティングリングがガイドを正しい距離に保ちます。

    シェルにはめたチェーンガイドとフィッティングリング

  3. 3 本のイモねじ C(M4×8、2 mm 六角レンチ)にねじ止め剤を付け、先端がシェルに触れるまで均等にねじ込んでから、さらに 1 回転締めます。先端がシェルに食い込みます。

    3 本のイモねじ

  4. ねじを半回転戻し、スプロケットを外してフィッティングリングを取り出します。ねじの先端は付いた跡に合わせたままにし、各ねじを ¾ 回転締めます。

  5. スプロケットのねじ山にグリスを塗り、スプロケットをしっかりねじ込みます。