ギア比の比較
ギアシステムの良し悪しは2つの数値で決まります。変速域(最も高いギアと最も低いギアの比)は、どんな坂を登れるか、どれだけ速くペダルを回せるかを示します。ステップ(隣り合うギアの差)は、変速したときに勢いと快適なケイデンスをどれだけ保てるかを示します。変速域が500%を超え、ギアが15%未満の均等なステップで並んでいれば、いつでも適切なタイミングで適切なギアに変速できます。
29インチのマウンテンバイク(周長2.30 m)に、一方は2×10の外装変速機(22歯と38歯のチェーンリング、11〜36のカセット)、もう一方はSPEEDHUB(40歯のチェーンリング、17歯のスプロケット)を組んだ場合です。数値は歯数とSPEEDHUBのギア比から計算しています。
外装変速機の20通りの組み合わせのうち、実際に異なるギアは14段です。小さいリングと14、12、11歯のスプロケットの組み合わせ、大きいリングと36、32、28歯の組み合わせは、もう一方のリングでの組み合わせとほぼ同じになります。つまり、どちらのシステムも同じ数の実ギアで動きます:
| 特性 | 2×10外装変速機 | SPEEDHUB 500/14 |
|---|---|---|
| 実ギア数 | 14(20通りの組み合わせ中) | 14 |
| クランク1回転あたりの距離 | 1.41〜7.95 m | 1.51〜7.94 m |
| 変速域 | 565% | 526% |
| ギア間のステップ | 9〜17%、不均等 | 13.6%、常に同じ |

変速域はほぼ同じです。違いはステップにあります。外装変速機では次のギアまでが9%のこともあれば17%のこともあり、7→8速の変速ではチェーンリングを替えながらスプロケットを2〜3枚戻す必要があります。SPEEDHUBのステップはどれも13.6%です。

ギアごとの比較
「ギアごとの比較」セクション| ギア | 外装変速機:チェーンリング/スプロケット | 外装変速機:距離 (m) | ステップ | SPEEDHUB:距離 (m) | ステップ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 22 / 36 | 1.41 | — | 1.51 | — |
| 2 | 22 / 32 | 1.58 | 12.5% | 1.71 | 13.6% |
| 3 | 22 / 28 | 1.81 | 14.3% | 1.95 | 13.6% |
| 4 | 22 / 24 | 2.11 | 16.7% | 2.21 | 13.6% |
| 5 | 22 / 21 | 2.41 | 14.3% | 2.51 | 13.6% |
| 6 | 22 / 18 | 2.81 | 16.7% | 2.86 | 13.6% |
| 7 | 22 / 16 | 3.16 | 12.5% | 3.25 | 13.6% |
| 8 | 38 / 24 | 3.64 | 15.2% | 3.69 | 13.6% |
| 9 | 38 / 21 | 4.16 | 14.3% | 4.19 | 13.6% |
| 10 | 38 / 18 | 4.86 | 16.7% | 4.77 | 13.6% |
| 11 | 38 / 16 | 5.46 | 12.5% | 5.41 | 13.6% |
| 12 | 38 / 14 | 6.24 | 14.3% | 6.14 | 13.6% |
| 13 | 38 / 12 | 7.28 | 16.7% | 6.99 | 13.6% |
| 14 | 38 / 11 | 7.95 | 9.1% | 7.94 | 13.6% |
外装変速機は7→8速のステップでチェーンリングを替えます(22 → 38)。表は重複する組み合わせを除いた、実際のギアの並びを示しています。
表からはわからないこと
「表からはわからないこと」セクション- SPEEDHUBでは、どのギアにも一度の操作で変速でき、複数段を飛ばすことも、停車中に変速することもできます。赤信号からすでに適切なギアで発進できます。
- 外装変速機と同じく、チェーンリングとスプロケットを替えれば変速域全体を速い側にも遅い側にもずらせます。許容される最小のギア比についてはチェーンラインとギア比をご覧ください。
- ハブ内部でギアがどのように組み合わさるか:ハブ内部の14段。